錠剤とカプセル剤の違いについて

薬には錠剤、カプセル剤、粉薬、液剤というように、様々な形状のものがあります。形状によって効果に違いはあるのでしょうか。また、形状別に服薬時に気をつけることはあるのでしょうか。本日は錠剤とカプセル剤の違いについて詳しく説明します。


目次

薬の形状で何が違うのでしょうか?

基本的にはどの形状の薬も効果は同じですが、個々人の飲みやすさに対応するためにいろいろな形状が用意されています。薬 通販店には様々なお薬を用意しています。一つのタイプの形状しかないという薬も中にはありますが、多くの薬は形状を選ぶことができます。

そして、形状によって、効果が出る早さに差はありますよ。

錠剤、カプセル剤のどちらにも、早く効果が出るように工夫されたものや、逆にゆっくりと吸収され効果が長く続くように工夫されたものがあります。

また、早く吸収され、かつ長く効果が続くようになっているものもあります。錠剤だから、またカプセル剤だから吸収される早さや効果に差があるということはありません。粉薬は体内で溶ける早さは他の形状の薬と比べると少し早いですが、体内で吸収され効果を発揮するまでの時間は錠剤やカプセル剤とさほど変わりはありません。

服薬時の注意点

カプセル剤のカプセル部分はゼラチンでできており、喉や食道にくっつきやすい傾向にあります。水分が足りないと喉につかえてしまうので、たっぷりの水で飲んでください。

内服前に少し水を飲んで、口の中を湿らせておくのもいいですね。粉薬は、むせて誤嚥の原因になりやすいので注意が必要です。むせやすい人や、飲み込む力が弱くなっていると医師に言われている人は、オブラートや服薬ゼリーを使うのがおすすめです。

また、薬の形状に関わらず、長く口の中に含んでいると表面のコーティングが溶けて苦味の出る薬があります。薬を飲む前に水を用意して、なるべく早く飲み込むようにしてください。

>>OD錠はご存知でしょうか?

まとめ

すべての薬の種類や形には目的と意味があります

錠剤は錠剤のまま、カプセル剤はカプセルのまま飲むことが、それぞれの正しい使い方です。そうすることで初めて、薬が安全かつ有効に作用するのです。薬によっては、早く腸まで届けたいから空腹時に飲むべきというものもあれば、ゆっくり届けたいから食後に飲むべきというものもあります。

また、空腹時に飲むと、胃の粘膜を荒らすなど胃腸の不調を招いてしまうという理由から食後に飲むべき薬、食べ物が薬の吸収や効果に影響しやすいから空腹時に飲むべき薬もあります。

錠剤やカプセルは、味や臭いが悪く刺激性のある薬を飲みやすくするために用いられています。医師の指示を守らず、錠剤やカプセル剤が服用しにくいからと自分勝手に服用を中止すると、目的とする効果が出なかったり、思わぬ副作用が出やすくなったりして満足な薬の効果が得られなくなってしまいます。

医薬品によっては、錠剤、カプセル剤の他に同一成分で、散薬やシロップ剤あるいは坐剤など種々な形をもつ薬もありますので、処方を他の剤形に変えられる場合もあります。飲みにくいからといって勝手に服用を中止したりせず、医師や薬剤師に遠慮なく相談してくださいね。

 

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